日経平均株価が落ち着いてきたので、8月初旬にあった歴史的な日経暴落について書くことにします。
ありのままを話すと、暴落があった当時は、自分は信用取引きで買いをしており、資金の2倍の株を保有していました。
さらにその保有株は日経暴落前にすでに大きな含み損になって、損切できない状態になっていました。その中、日経の暴落が起こりました。自分の保有株も当然ながら日経の暴落に合わせて大きく下落してしまいました。
暴落=チャンスとしてとらえることもできるので、すでに含み損になっていた株をナンピン買いしようとしたのですが、信用取引きでレバレッジをきかせていたので、追い証をくらうリスクが非常に高く、買うことはできなくなっていたのです。
それどころか、追い証を回避するために、証拠金を増やすため、現金を証券口座に入金しなくてはいけない状況に追い込まれました。。
さすがに追い証、強制ロスカットはくらいたくないので、慌てて普段現金で保有している様々な口座から現金を引き出し、証券口座に入金していきました。一時期、自分の資産の9割は株式という状態になりました。
結果的には株価が急激に戻してきたので、追い証を回避することはできましたが、もうほとんど現金がない状況まで追い込まれていました。ナンピン買いなど到底できる余裕はなかったのです。
今回の暴落で勉強したことは以下の点です。
①暴落はいつくるかわからない
→今回の暴落は日銀の利上げ発言、アメリカの景気不透明感などの要素がありますが
これは誰も事前に予測することはできません。
常に暴落が起きることは想定していなくてはいけないことがわかりました。
②現金余力は常に用意しておく
→暴落=チャンスとわかっていながら、今回現金を追い証回避にために使った為
ほとんど株を購入することはできませんでした。
現金余力がないとこのような事態に対応できないので、一定の現金は常に
保有しておく必要性を強く感じました。全体資金の3割程度かと想定しています。
③信用取引きを使いすぎない
→今回信用取引きで手持ち資金の2倍のレバレッジをかけており、おまけに暴落前で
含み損だった為、信用率を30%を切ってしまうタイミングもありました。
スイングトレードでレバレッジをきかせていると、暴落時には大きく損失がでて
しまうので、信用取引きは基本的に自分の資金量以上は使わないことにしたほうが
良いと感じました。含み益がどんどん出ている状態でレバレッジをきかせるのは
まだ良いですが、含み損が大きくでているときに、さらにレバレッジをきかせるのは
非常に危険です。
④暴落の原因と買い場かどうかを冷静に判断する
→結果論としては、誰でも今回の暴落のことは説明できますが、暴落した直後は
そのような冷静な判断ができる人はごくわずかです。
過去起きた、リーマンショック、コロナなどでも株価は大きく下がりましたが
今回は一部不透明感が強い原因で暴落が起きました。
株価がその後持ち直すかは全くわかりませんが、今回の暴落は明確な事実があって
下落があったわけではなく、今後の不安感から下落したものと思います。
つまり実態をあまり伴っていない下落ではないかと思っています。
※もともと株自体が今後の期待感、不安感で株価が上下する世界ですが・・・・
暴落時にほとんど買うことができなかった自分が言うべきではないですが、結果から
見れば日経が4000円以上下げた日は、絶好の買い場だったわけです。
暴落の原因を冷静にとらえ、リーマンやコロナのときとは違い、短期で持ち直す
可能性が高いと判断し、暴落時に常日頃から下がったら買おうと目をつけていた株を
買うことができた方は少なからずいるかと思います。
今回の暴落で一時期資金が暴落直前の7割ほどまで下落しましたは、今はなんとか
暴落前まで戻すことができました。戻って良かったではなく、今回の暴落での教訓を
今後どう自分の投資につなげていくかが重要かと思います。