ここ2年間の株式投資のスタイルは基本的には損切しないという手法を取っていました。
買った直後に下落してもナンピンし続けて、少しでも反発したところで売るという手法です。
この手法で2年間毎月負けなしでやってこれましたが、ここにきてこの手法に限界がきてしまいました。
4月中旬にある銘柄Aを2100円ほどで買いましたが、その銘柄Aがどんどん株価が下落し、今現在1650円前後まで下がってしまったのです。
信用取引きを使っており、ナンピン買いを続け、気づけば4000株まで膨れあがってしまいました。
さらにここ最近の決算発表で今まで好調だった決算が、悪い内容に変わってしまったので、下落に拍車をかけました。この銘柄を買っていた理由が業績が伸びつつけていたからだったのですが、買い続ける理由がなくなってしまったのです。
こうなるともはや損切するしか選択肢が残っていません。いつ反発するかもわからないので。
今回のことで反省したことが4つあります。
①ナンピン買いする限界の株数を決めておく
→ナンピン買いは株価が下がり続ける限り、延々に続けることになり、終わりがありません。今までの2年間の取引では、運よく反発してくれたタイミングがあったので、利確できましたが、今回のように下がり続けることもあり得ます。そのためにも限界点(何株までならナンピン買いをして良いか)を決めておき、その限界点まで購入するまでに反発していなかったら損切をするべきかと思います。
②決算を信用し過ぎない
→上記ですでに述べましたが、今まで業績が好調な会社も、何かをきっかけに業績が悪くなることは良くあります。特に決算をきっかけにそれは起こりやすいです。
決算跨ぎは稼げることもありますが、大損するリスクもあり、ギャンブル要素が強いので、今後は避けていこうと思います。
③自分の手法を過信し過ぎない
→絶対的な投資手法というものは世の中になく、損切が必要であることを前提にしなくてはいけないということを痛いほど実感しました。
株で成功している方のほとんどが同じことを話しています。
④自分の資金内での取引にする
→これは過去も何回か破ってしまったことがありました。
基本的に信用買いをしている以上、追証というリスクもあり、資金以上の取引は非常に危険です。今回も自分の資金の1倍以上の株式を保有してしまっています。
信用買いには返済期限もあることから、6か月以上の塩漬けにしておくことは不可能です。こうなってくると身動きが取れなくなってしまいます。
銘柄Aの2025年期の業績予測があまり良くないものだったので、今後上昇する見込みも低いことから、今回損切を決断しました。平均買付価格は1870円程度なので、
80万円前後の損切になる見込みです。
しかし、もう一つ保有している銘柄Bは決算の内容が悪くなかったので、含み損は抱えていますが、購入する株数の限界を決めた上で、まだ保有する予定です。
明日以降、銘柄Aは毎日500株単位で売りに出していく予定です。
資産を大きく減らしてしまうことになりましたが、この2年間で最も自分の投資スタイルを見直したタイミングでした。失敗したときに人間は大きな学びを得るというのは本当ですね。これをたまたまだった、環境のせいなどにしてしまうと、まるで成長がなくなってしまいます。逆に今まで2年間たまたまうまくいっていただけだと思いました。
失敗したからには、この失敗を教訓に次に生かしていくことで損切したお金が意味あるものになります。
資産が0になったわけではないので、またチャレンジは続けていきます。