コロナウィルスがいまだに収束が見えない中で、経済に与えている打撃は非常に大きいものがあります。日経平均も２４０００円までいっていたものが、一時期１６０００円まで下がったことがありました。
経済については打撃を受けているのは間違いないですが、業績、株価を見て思うことは、コロナ禍においても、伸びている会社、業種があるということです。
宅配業界、食料品を扱うスーパー、ネット通販などの需要が上がっています。
一方で飲食店、対面で接客する夜の業界、ライブハウスなどは厳しい状況です。
環境が大きく変わったときに、一つのやり方だけを貫いていると生き残れないということを無情にも今の世間は示していると思います。
中には、飲食店の中でも宅配を始める、営業時間を変えてみるなど行為を変えている会社をありました。そのように臨機応変に変えていくことが必要なのだと思います。
国の支援が少ないとの声も多くありますが、国の支援は全くあてにせず、どうしたら売上、利益を上げることができるかを柔軟に考えて行動することが試されている状況なのかもしれません。
個人についても、同じことが言えます。会社がコロナの影響で業績悪化し、収入が減ったとき、助けてくれるところはありません（政府の助成金を受けられるかもしれませんが）会社から以外の収入源がある人は、生活は維持できます。このことも、今の世の中は我々に示していることです。
過去の感染症の歴史を見ても、コロナが完全に消滅する可能性は低く、しばらく向き合っていかなければいけないでしょう。今回のコロナで人々の生活スタイルが変化し、コロナが収束しても、その習慣が形を変えて残るかもしれません。そのような変化の中に商売のチャンスが新たに生まれてきそうです。
株式市場を見てみると、株価を大きく落とした３月下旬の時期と比較すると、今は日経も２万円まで回復しており、一定の戻りを見せています。
毎日のニュースを見ていると、明るい話はあまりないですが、コロナが収束に向かっていることは事実であり、経済活動も徐々に再開する動きが出てきました。
株式投資は数か月先の未来を見て動くと言いますが、コロナが収束した際に、飲食店、夜の業界などがコロナ前の水準に戻るかは不透明です。経済活動が復活したのであれば、今まで使っていたお金が別のところに流れる、コロナ前より業績を上げる会社が必ず出てくるはずです。そのような会社に注目して投資していこうと考えています。
毎月の収入が変わっていない人は、自粛で家にいることが多くなって、外出しないので、支出が減り、貯蓄に回しているなどの話も聞きます。決して後ろ向きの話ばかりではありません。予測するのは難しいですが、今の世の中こそ、投資能力が磨かれると思っています。
